ドイツ語の検定試験
ある程度ドイツ語ができるようになると検定試験も受けてみたくなりますよね。ここでは代表的なものを挙げてみました。
■ ドイツ語技能検定試験(独検、Diplom Deutsch in Japan)
日本で受けるのに便利なドイツ語の検定としてやはりドッケンが挙げられるでしょう。試験は6月と11月の年2回実施されています。2008年秋の試験から準1級と5級が追加され、レベルの見直しが行われています。テストの形式はリスニングのある筆記試験(マークシート方式)で、1級・準1級には2次試験として面接試験もあります。
受験要項は「独検」のポスターが張ってある書店や大学生協で入手できるほか、事務局に直接請求することもできます。
次回の試験
2009年春 2級〜5級 2009年6月28日(日)
願書受付 4月1日〜5月22日
2009年秋 1級〜5級 2009年11月23日(祝) 2次試験(1級・準1級)2010年1月24日
願書受付 9月1日〜10月16日
詳細は 独検online:www.dokken.or.jp
■ ゲーテ・インスティトゥートの試験
こちらはドイツのゲーテ・インスティトゥート(Goethe Institut)が実施している試験です。ドッケンと違い、この試験に合格しているということはドイツでも通用するので、こちらも受けてみる価値はあると思います。ドイツのゲーテで勉強する機会があるのなら、コースの終わりくらいに試験があると思うので、自分に合うと思えば受験してみてはいかがでしょうか。合格すれば証明書をいただけます。
2009年2月より『ドイツ語B2検定試験(ZB2)』が新設されるようです。
ドイツ語基礎統一試験(Zertifikat Deutsch, ZD)
レベル:ゲーテのホームページや案内などによると、「日常生活場面で適切な意思疎通がはかれる程度の会話力および文章理解力・文章表現力」が求められます。Grundstufe 3を修了するくらいのレベルで受験するのが適しているようです。私が受験したときには、10人くらいいましたがGrundstufe 3で受けたのは私だけで、ほかはみんなMittelstufe 1の人でした。みんな合格でした。
試験の内容:試験は読解問題(文法を含む)、作文問題、リスニングなどの筆記試験と、面接試験からなります。私がドイツで受験したときには筆記試験に合格した人だけが面接試験を受験できるようになっていました。このうち作文というのがけっこう厄介で、短い時間(30分くらいだったような気がする)の間に、それこそLiebe 〜で始めるような手紙を書きます。私のときの課題は「あなたの国にドイツ人の友達が来るのですが、事前にその友達に気候や交通の便などを中心に簡単にあなたの国のことを紹介してください」という内容のものでした。作文は書きなれていないと大変だと思いますので、過去問や解説が手に入れば事前にどのような感じか知っておいたほうがよいでしょう。読解やリスニングはそれほど難しくはないと思います。
面接試験は、面接官2:受験者1で、面接官と相談しながらこぢんまりとしたパーティーを企画する(?)というのが私が受験したときの課題でした。それほど難しくはなく緊張する必要はありません。
次回の試験情報 (最新の情報はご自分で確認してください)
| 筆記試験 | 口頭試験 | 申し込み | 備考 |
| 東京 | | | | |
| 京都 | | | | |
| 大阪 | 2009年2月14日(土) | 2009年2月15日(日) | 2009年1月20日〜2月6日 | |
ドイツ語C1検定試験(ZC1, 旧ZMP=Zentrale Mittelstufenprüfung)
レベル:こちらはZDの上のレベルの試験で、ドイツ語を流暢に使えることが求められます。ゲーテの案内によると「さまざまな分野のテキストを使用し、充分な表現力と理解力を付けること」を目指します。ドイツ留学のひとつの条件とも言えるでしょう(ドイツに留学するならこれを取得できるくらいのレベルが望ましい)。
試験の内容:試験はZD同様、読解・作文・リスニングの筆記試験と、面接試験からなります。大阪で受験したときには1日で全ての試験をやりましたが、場所や日程によっては何日かに分かれることもあるかもしれません。
- 読解(Leseverstehen):90分
- いくつかの短いテキストの中から条件に合ったテキストを選ぶ問題や、空欄に適当な語句を入れる問題など。
- 作文(Schriftlicher Ausdruck):90分
- 第1部は3つの選択肢から1題を選択して解答。テーマは友人宛ての手紙、正式な手紙、グラフなどを読み取って自分の意見も入れる問題など。第2部は友人宛ての手紙を丁寧な文体に変える問題で、解答方式は空欄補充。
- リスニング(Hörverstehen):30分
- テキストを聞いて質問に対し適当な語句を答える問題と、3つの選択肢から正しい答え(1つ)を選ぶ問題の2部構成。
- 面接:30分(試験自体は約15分)
- 試験15分前に呼ばれ、試験前にネタを考える時間を与えられる。メモ可。面接試験は2部構成。挨拶程度の簡単な会話の後、第1部は2つの写真(絵)について、比較したりそれに関連するテーマで自分の体験や自分の出身国(=日本)の状況などを説明。第2部は、あるテーマに沿って自由に議論。面接官はこちらの能力を試すためにこちらが言ったことに対しけっこう批判をするので、それに応じながら議論を進める。
だいたいこんな感じです。ZDと同様に、どれかひとつの分野でも合格点に達していなければ不合格となります。50%以上の正当が必要なようです。ゲーテの学校のレベルで言うとMittelstufe 2か3ぐらいで受験している人が多かったような記憶があります。作文や面接はアドリブでも何とかなりますが、空欄補充となるとあいまいな知識では太刀打ちできないので、それなりの語彙力を必要とします。語彙力があれば意外と簡単かもしれません。
勉強方法
近くに受験したことがある人がいればその人に聞くのがいちばんです。また、独学なら解説・練習本があります。Training ZENTRALE MITTELSTUFEN PRÜFUNGという本で、VERLAG FÜR DEUTSCHという出版社が発行しています。読解とリスニングの解説からなるBand 1と、作文と面接対策のBand 2からなり、いずれもテープも別で用意されています(Band 1のテープは2本、Band 2のテープは1本)。洋書を取り扱っている書店やドイツ語を扱っている図書館などで手にとって見ることができると思います。詳しくはゲーテ書房のサイトをご参照ください。
次回の試験情報 (最新の情報はご自分で確認してください)
| 筆記試験 | 口頭試験 | 申し込み | 備考 |
| 東京 | | | | |
| 大阪 | 2009年2月17日(火) | 2009年2月18日(水) | 2009年1月20日〜2月6日 | 京都では実施されません |
ドイツ語上級統一試験(Zentrale Oberstufenprüfung, ZOP)
これはかなりレベルが高く、試験を受けるにはゲーテでの受講が必須です。日本では東京のゲーテで受験可能です。
職業ドイツ語試験(Zertifikat Deutsch für den Beruf, ZDfB)
仕事で使われるドイツ語の能力を試すための試験です。日常会話プラス職業ドイツ語ができることが必要になります。受験したことはありませんがそれほど難しくはないようです。ただしかなりの語彙力が求められるとか。ドイツの企業に就職したいと考えているのならば受験してみるのもいいかもしれません。東京・京都・大阪の各ゲーテで受験できます。
試験日・受験料などの詳細はこちら:
ゲーテ・インスティトゥート www.goethe.de
東京ドイツ文化センター:http://www.goethe.de/ins/jp/tok/jaindex.htm
京都ドイツ文化センター:http://www.goethe.de/ins/jp/kyo/jaindex.htm
大阪ドイツ文化センター:http://www.goethe.de/ins/jp/osa/jaindex.htm
ZD、ZMPに関してさらに質問がある方はメールでどうぞ。わかる範囲内でお答えします。
最終更新日 2008年12月4日
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